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4月 10 2015

[コラム]ボールをコントロールする方法

普段、生活をしていると自分にとっては日常的なことが、他人にとっては非日常だったりします。
Vfootworkのレッスンではターゲットを狙う練習はほとんどしていません。
テニスをプレーするにあたって、ボールを狙ったところへコントロールするというのは目的ですが、場合によってはボールの行方ばかりが気になってしまい、自分の体の動きに注意が向きづらくなってしまいます。

動きのイメージを作る
まず、ボールをコントロールするために必要な体の動きを覚えるべきだと思っています。
ボールの回転、スピード、軌道を変えることによってボールをコントロールするわけですが、様々なショットを打つためには体の動かし方を変える必要があります。そのために重要なことは、動きのイメージを作ることです。

レッスン中はボールを打つための動きを分けて練習するので今までに経験したことのない動きを取り入れることがあります。ですが、この経験したことのない動きというのが体の動かし方を変えるために必要になってきます。
イメージのアイデアとなる物が多ければ多いほど、正確なイメージとなりやすいのではないでしょうか。

そのイメージを表現する能力は大人は子供にかないません。
逆に、大人になるとつじつまを合わせる能力は高くなります。ですが、つじつまを合わせようとするあまり、体の動かし方を変えるのではなく、手先の力で無理やり変えられるわけです。
それは大人になるにつれ、新しい物や動きに対しての対応が非常に難しくなるという事です。

形のまねをすることは簡単ですが、その動きの本質がどこにあるのか見抜くためには、どれだけ動きの引き出しがあるかどうかだと思います。
大人だからできる事、子供のうちにしかできない事それぞれあると思います。
持っていないものはほしくなってしまいますが、ジュニアに対しては筋力がないからこそ体の動かし方を意識した練習を多く取り入れる方が効率的ではないかと思います。